英会話のディクテーションとは、非常に効果的な勉強方法のひとつです。本記事では英会話のディクテーションや正しいやり方について解説します。
英会話のディクテーションとは、英語をまず聞いて、それを一語一句書き取るという勉強方法です。1回ですべての英語を聞き取って、書き取るので慣れないうちはとても難しく感じます。そのため、ディクテーションでは同じ英語を何度も繰り返し聞くことになります。
ディクテーションはTOEICやTOFELなどでとくに役立つ試験向きの勉強方法です。
他の英会話の勉強方法にはシャドーイングなどがあります。シャドーイングは声に出して読むので、発音の勉強になるというメリットがあるのですが、ディクテーションにはそれがありません。
しかし、書き取ることでどこを正しく聞き取れていて、どこを聞き取れていないかを明確にすることができます。何となく分かった風になっている英語を本当に理解しているか確認できるディクテーションならではの特徴です。
ディクテーションはまず全文を聞くことから始まります。ポイントは、スクリプトは見ない、途中で再生を止めない、最後まで聞くの3つです。
細かい部分に注目する必要はないので、文章全体で何を言っているかを理解するようにしてください。おおよその内容を掴むというのは、コミュニケーションにおいても重要です。
次に音声を区切って止めながら書き取っていきます。分からなかった部分は、もう一度全文を聞いて確認してください。最後にスクリプトで間違いをチェックする前に、自分でスペルミスの確認を行いましょう。英語を理解することに集中していると、うっかりスペルミスをしてしまう場合があります。
また、知らない単語が登場することもあります。その場合はメモしておいて、後から詳しい使い方や意味について調べるようにしてください。
何となく英会話ができる方はたくさんいます。しかし、細かい部分まで正確に理解している人はそれほど多くありません。ディクテーションを行う際は、聞いたことのない単語が出てきても最後まで聞くことが大切です。理解しきれていなかった部分を明確にできるのがディクテーションの強みです。英会話の学習を考えている方は、ぜひディクテーションを実践してみてください。